【活用ガイド】

JVNDB-2009-002141

i386 プラットフォーム上で稼働している Linux kernel の KVM サブシステムにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

i386 プラットフォーム上で稼働している Linux kernel の KVM サブシステムにある VMX 実装には、Extended Feature Enable Register (EFER) 内の EFER_LME ビットをセットすることにより、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.29.1 未満
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 

想定される影響

ゲスト OS のユーザにサービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux ミラクル・リナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-1242
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-1242
  2. Secunia Advisory : SA34478
  3. SecurityFocus : 34331
  4. ISS X-Force Database : 49594
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-0924
更新履歴

  • [2009年10月26日]
      掲載