【活用ガイド】

JVNDB-2009-002112

Cyrus IMAPd にバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Cyrus IMAP サーバには、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

Cyrus IMAP メールサーバは、電子メールフィルタリングのためのプログラミング言語である SIEVE をサポートしています。Cyrus IMAP には、細工された SIEVE スクリプトを処理することに起因するバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Carnegie Mellon University (Project Cyrus)
  • Cyrus IMAP バージョン 2.2 から 2.3.14
アップル
  • Apple Mac OS X Server v10.5.8
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4.8 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4.8 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 
  • Red Hat Enterprise Linux EUS 5.4.z (server) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

メールサーバにログイン可能な攻撃者によって、権限昇格されたり、任意のコードを実行されたり、他のユーザのメールを閲覧されたり、不正なメールを送信されたりする可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。

[ワークアラウンドを実施する]
対策版を適用するまでの間、以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
・SIEVE を無効にする
ベンダ情報

Carnegie Mellon University (Project Cyrus) アップル
  • Apple Security Updates : HT4077
  • Apple セキュリティアップデート : HT4077
ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-2632
参考情報

  1. JVN : JVNVU#336053
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-2632
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#336053
  4. Secunia Advisory : SA36629
  5. SecurityFocus : 36296
  6. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-2559
更新履歴

  • [2009年10月20日]
      掲載
    [2010年04月13日]
      影響を受けるシステム:アップル (HT4077) の情報を追加
      ベンダ情報:アップル (HT4077) を追加