【活用ガイド】

JVNDB-2009-001991

IBM AIX の デバッグコンポーネントにおける権限昇格の脆弱性

概要

IBM AIX の デバッグコンポーネントには、環境変数 _LIB_INIT_DBG および _LIB_INIT_DBG_FILE の取り扱いに不備があるため、setuid-root プログラムですべてのユーザに書き込み権限のある root 所有のファイルを作成することにより、権限を取得可能な脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM AIX 5.3 
  • IBM AIX 6.1 

想定される影響

ローカルユーザに権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-2669
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-2669
  2. Secunia Advisory : SA36156
  3. SecurityFocus : 35934
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-2151
更新履歴

  • [2009年09月10日]
      掲載