【活用ガイド】

JVNDB-2009-001976

Linux kernel の eCryptfs サブシステムにおけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Linux kernel の eCryptfs サブシステムにある parse_tag_3_packet 関数には、eCryptfs ファイルの処理に不備があるため、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.30.4 未満
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • Red Hat Enterprise Linux EUS 5.3.z (server) 

想定される影響

ローカルユーザにサービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、または特権を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-2407
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-2407
  2. Secunia Advisory : SA36131
  3. Secunia Advisory : SA35985
  4. SecurityFocus : 35850
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-2041
更新履歴

  • [2009年09月07日]
      掲載
    [2009年10月09日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-128.9AXS3) の情報を追加
      ベンダ情報:ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-128.9AXS3) を追加