【活用ガイド】

JVNDB-2009-001918

Microsoft Virtual PC の VMM におけるゲスト OS 内で任意のカーネルモードコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Virtual PC の Virtual Machine Monitor (VMM) には、特権のレベルを間違って検証するため、任意のカーネルモードコードを実行される、およびゲスト OS での権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Virtual PC 2004
  • Microsoft Virtual PC 2007
  • Microsoft Virtual PC 2007 x64 Edition
  • Microsoft Virtual Server 2005 R2
  • Microsoft Virtual Server 2005 R2 x64 Edition
  • Microsoft Virtual Server 2005

想定される影響

巧妙に細工されたアプリケーションにより、ゲスト OS ユーザが任意のカーネルモードコードを実行する、およびゲスト OS での権限を取得する可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS09-033
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS09-033
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS09-033e
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA09-195A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-1542
参考情報

  1. JVN : JVNTA09-195A
  2. JVN Status Tracking Notes : JVNTR-2009-17
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-1542
  4. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2009-0013
  5. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS09-028,029,030,031,032,033)
  6. US-CERT Cyber Security Alerts : SA09-195A
  7. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA09-195A
  8. Secunia Advisory : SA35808
  9. SecurityFocus : 35601
  10. SecurityTracker : 1022544
  11. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-1890
  12. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 55837
更新履歴

  • [2009年08月21日]
      掲載
    [2010年03月17日]
      影響を受けるシステム:マイクロソフト (MS09-033) の情報を更新