【活用ガイド】

JVNDB-2009-001882

Pidgin の OSCAR プロトコル実装におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Pidgin の OSCAR プロトコル実装には、ICQWebMessage メッセージタイプを ICQSMS メッセージタイプとして間違って解釈するため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Pidgin
  • Pidgin 2.5.8 未満
レッドハット
  • RHEL Optional Productivity Applications 5 (server) 
  • RHEL Optional Productivity Applications EUS 5.3.z (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4.8 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4.8 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

第三者による巧妙に細工された ICQ Web メッセージにより、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Pidgin
  • Pidgin : 33
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-1889
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-1889
  2. Secunia Advisory : SA35652
  3. Secunia Advisory : SA35697
  4. SecurityFocus : 35530
  5. ISS X-Force Database : 51448
  6. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-1749
更新履歴

  • [2009年08月14日]
      掲載