【活用ガイド】

JVNDB-2009-001493

Evolution における署名偽装の脆弱性

概要

Evolution には、ユーザに表示される e-mail 本文のコピーではなく、signed-data 型の BLOB 内の e-mail 本文のコピーに対して S/MIME 署名を確認するため、署名偽装の脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


GNOME Project
  • Evolution 2.22.3.1
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4.7 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4.7 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • Red Hat Enterprise Linux EUS 5.3.z (server) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

リモートの攻撃者により、ユーザに表示される e-mail 本文のコピーが改ざんされ、署名が偽装される可能性があります。
本脆弱性は、CVE-2008-5077 とは異なる脆弱性です。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNOME Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-0547
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-0547
  2. Secunia Advisory : SA33848
  3. SecurityFocus : 33720
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-0406
更新履歴

  • [2009年06月30日]
      掲載

公表日2009/02/12
登録日2009/06/30
最終更新日2009/06/30