【活用ガイド】

JVNDB-2009-001492

Evolution Data Server (別名 evolution-data-server) の ntlm_challenge 関数におけるプロセスメモリ情報の漏洩またはサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Evolution Data Server (別名 evolution-data-server) の Camel に含まれる NTLM SASL 認証機能の ntlm_challenge 関数 (camel/camel-sasl-ntlm.c) には、チャレンジパケットのデータ量と長さを指定している値とが一致しているか検証しないため、プロセスメモリ情報の漏洩、またはサービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNOME Project
  • Evolution Data Server 2.24.5 およびそれ以前
  • Evolution Data Server 2.25.92 およびそれ以前
サン・マイクロシステムズ
  • OpenSolaris
  • Sun Solaris 10 (sparc) 
  • Sun Solaris 10 (x86) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4.7 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4.7 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 3.0 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

リモートのメールサーバにより、パケットのデータ量を上回る長さの値が指定された NTLM 認証 Type 2 のパケット を介して、クライアントのプロセスメモリの情報を読み取られる、またはサービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNOME Project サン・マイクロシステムズ レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-0582
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-0582
  2. Secunia Advisory : SA34286
  3. SecurityFocus : 34109
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-0716
更新履歴

  • [2009年06月30日]
      掲載
    [2010年05月14日]
      影響を受けるシステム:サン・マイクロシステムズ (cve_2009_0582) の情報を追加
      影響を受けるシステム:サン・マイクロシステムズ (119118) の情報を追加
      影響を受けるシステム:サン・マイクロシステムズ (119117) の情報を追加
      ベンダ情報:サン・マイクロシステムズ (cve_2009_0582) を追加
      ベンダ情報:サン・マイクロシステムズ (119118) を追加
      ベンダ情報:サン・マイクロシステムズ (119117) を追加