【活用ガイド】

JVNDB-2009-001478

Linux kernel の shm サブシステムに含まれる shm_get_stat 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux kernel の shm サブシステムに含まれる shm_get_stat 関数 (ipc/shm.c) には、 CONFIG_SHMEM を無効に設定している場合に、 inode のデータタイプを誤解してしまうため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.28.5 未満

想定される影響

ipcs プログラムを実行させることで立証されたとおり、ローカルユーザにより、 SHM_INFO 操作の shmctl コールを介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

kernel.org Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-0859
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-0859
更新履歴

  • [2009年06月30日]
      掲載