【活用ガイド】

JVNDB-2009-001456

Linux カーネル に含まれる eCryptfs 機能の ecryptfs_write_metadata_to_contents 関数における管理外領域閲覧を誘発しカーネルメモリの一部を取得される脆弱性

概要

Linux カーネル に含まれる eCryptfs 機能の ecryptfs_write_metadata_to_contents 関数は、eCryptfs ファイルヘッダにカーネルメモリを書き込む場合、不正なサイズを使用するため、 管理外領域閲覧を誘発し、カーネルメモリの一部を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.28 - 2.6.28.9 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • Red Hat Enterprise Linux EUS 5.3.z (server) 

想定される影響

ローカルユーザにより、カーネルメモリの一部を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-0787
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-0787
  2. Secunia Advisory : SA34422
  3. SecurityFocus : 34216
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-0802
更新履歴

  • [2009年06月30日]
      掲載