【活用ガイド】

JVNDB-2009-001413

pam-krb5 における権限昇格の脆弱性

概要

pam-krb5 には、MIT Kerberos に対してリンクされている場合、setuid するための Kerberos ライブラリが適切に初期化されていないため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.2 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Eyrie
  • pam-krb5 3.13 未満
サン・マイクロシステムズ
  • Sun SEAM
  • OpenSolaris (sparc) 
  • OpenSolaris (x86) 
  • Sun Solaris 10 (sparc) 
  • Sun Solaris 10 (x86) 
  • Sun Solaris 9 (sparc) 
  • Sun Solaris 9 (x86) 
ヒューレット・パッカード
  • HP-UX 11.11 
  • HP-UX 11.23 
  • HP-UX 11.31 

想定される影響

ローカルユーザにより、改変された Kerberos 設定ファイルに環境変数を指し、PAM ベースの setuid のアプリケーションを実行することで、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Eyrie サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 252767
ヒューレット・パッカード
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-0360
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-0360
  2. Secunia Advisory : SA33914
  3. SecurityFocus : 33741
  4. SecurityFocus : 33740
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-0410
更新履歴

  • [2009年06月30日]
      掲載