【活用ガイド】

JVNDB-2009-001412

libpam-heimdal / Solaris 10 の su / その他の製品で使用されている pam-krb5 における任意のファイルが改ざんされる脆弱性

概要

libpam-heimdal / Solaris 10 の su / その他の製品で使用されている pam-krb5 には、setuidが実行されている場合、pam_setcred を呼び出す処理が適切でないため、任意のファイルの所有権を上書きされるおよび変更される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Eyrie
  • pam-krb5 3.13 未満
サン・マイクロシステムズ
  • Sun SEAM
  • OpenSolaris (sparc) 
  • OpenSolaris (x86) 
  • Sun Solaris 10 (sparc) 
  • Sun Solaris 10 (x86) 
  • Sun Solaris 9 (sparc) 
  • Sun Solaris 9 (x86) 
ヒューレット・パッカード
  • HP-UX 11.11 
  • HP-UX 11.23 
  • HP-UX 11.31 

想定される影響

ローカルユーザにより、 KRB5CCNAME 環境変数を設定し、特定の pam_setcred 操作を実行する setuid のアプリケーションを実行することで、任意のファイルの所有権を上書きおよび変更される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Eyrie サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 252767
ヒューレット・パッカード
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-0361
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-0361
  2. Secunia Advisory : SA33914
  3. SecurityFocus : 33741
  4. SecurityFocus : 33740
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-0410
更新履歴

  • [2009年06月30日]
      掲載