【活用ガイド】

JVNDB-2009-001351

Oracle Database Server における権限昇格の脆弱性

概要

Oracle Database Server には、CREATE OR REPLACE DIRECTORY ステートメントにおいてエイリアスされている任意のパス名に対してディレクトリへの WRITE 権限を付与するため、SYSDBA 権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


オラクル
  • Oracle Database 10.1
  • Oracle Database 10.2
  • Oracle Database 11g

想定される影響

CREATE ANY DIRECTORY 権限を持つリモート認証されたユーザにより、パスワードディレクトリのパス名をエイリアスし、UTL_FILE の操作を通してパスワードファイルを上書きすることで、SYSDBA 権限を取得される可能性があります。
本脆弱性は、CVE-2006-7141 と関連する脆弱性です。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-6065
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-6065
更新履歴

  • [2009年06月30日]
      掲載