【活用ガイド】

JVNDB-2009-001256

udev における権限昇格の脆弱性

概要

udev には、NETLINK メッセージがカーネル空間から発生したものか検証を行わないため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • Red Hat Enterprise Linux EUS 5.3.z (server) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

ローカルユーザにユーザ空間から NETLINK メッセージ を送信されることにより、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 同一生成元ポリシー違反(CWE-346) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-1185
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-1185
  2. Secunia Advisory : SA34731
  3. SecurityFocus : 34536
  4. SecurityTracker : 1022067
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-1053
更新履歴

  • [2009年05月27日]
      掲載