【活用ガイド】

JVNDB-2009-001183

Linux kernel の skfp_ioctl 関数におけるドライバの統計情報をリセットされる脆弱性

概要

Linux kernel の drivers/net/skfp/skfddi.c に内にある skfp_ioctl 関数には、CAP_NET_ADMIN ケーパビリティがない場合に SKFP_CLR_STATS リクエストを許可するため、ドライバの統計情報をリセットされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.28.6 未満
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux 5 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

ローカルユーザにより、ドライバの統計情報をリセットされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-0675
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-0675
  2. Secunia Advisory : SA33758
  3. Secunia Advisory : SA34502
  4. Secunia Advisory : SA33938
更新履歴

  • [2009年04月28日]
      掲載
    [2009年06月24日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-53.22AXS3) の情報を追加
      ベンダ情報:ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-53.22AXS3) を追加