【活用ガイド】

JVNDB-2009-001172

SystemTap における権限昇格の脆弱性

概要

SystemTap には、任意の SystemTap カーネルモジュールを挿入され、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


SystemTap
  • SystemTap 0.0.20080705 および 0.0.20090314
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

stapusr グループに属するローカルユーザにより、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

SystemTap サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-0784
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-0784
  2. Secunia Advisory : SA34441
  3. SecurityFocus : 34260
更新履歴

  • [2009年04月24日]
      掲載
    [2009年10月27日]
      影響を受けるシステム：ミラクル・リナックス (systemtap-0.7.2-3.3AXS3) の情報を追加
      ベンダ情報：ミラクル・リナックス (systemtap-0.7.2-3.3AXS3) を追加

公表日2009/03/25
登録日2009/04/24
最終更新日2009/10/27