【活用ガイド】

JVNDB-2009-001121

Microsoft Windows の Windows DNS サーバにおけるキャッシュ汚染の脆弱性

概要

Microsoft Windows の Windows DNS サーバにある DNSCache には、動的な更新を使用している場合に、キャッシュされた DNS レスポンスを再使用しないため、トランザクション ID を予想され、キャッシュを汚染される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 2000 Server
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 (itanium) 
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) 
  • Microsoft Windows Server 2008 (x86) 
  • Microsoft Windows Server 2008 (x64) 

想定される影響

巧妙に細工された DNS クエリおよびレスポンスを同時に送信されることにより、リモートの攻撃者にキャッシュを汚染される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS09-008
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS09-008
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS09-008e
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA09-069A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-0233
参考情報

  1. JVN : JVNTA09-069A
  2. JVN Status Tracking Notes : JVNTR-2009-08
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-0233
  4. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2009-0005
  5. 警察庁 @police : 20090311_110434
  6. US-CERT Cyber Security Alerts : SA09-069A
  7. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA09-069A
  8. Secunia Advisory : SA34217
  9. SecurityFocus : 33982
  10. SecurityTracker : 1021831
  11. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-0661
  12. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 52517
更新履歴

  • [2009年04月07日]
      掲載