【活用ガイド】

JVNDB-2009-001119

Microsoft Windows の Kernel におけるポインタ処理に関する権限昇格の脆弱性

概要

Microsoft Windows の Kernel には、無効なポインタを正しく処理しないため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) 
  • Microsoft Windows XP sp3 
  • Microsoft Windows XP (x64) 

想定される影響

巧妙に細工されたポインタを使用するアプリケーションにより、ローカルユーザに権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS09-006
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS09-006
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS09-006e
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA09-069A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-0083
参考情報

  1. JVN : JVNTA09-069A
  2. JVN Status Tracking Notes : JVNTR-2009-08
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-0083
  4. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2009-0005
  5. 警察庁 @police : 20090311_110434
  6. US-CERT Cyber Security Alerts : SA09-069A
  7. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA09-069A
  8. Secunia Advisory : SA34117
  9. SecurityFocus : 34025
  10. SecurityTracker : 1021827
  11. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-0659
  12. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 52524
更新履歴

  • [2009年04月07日]
      掲載