【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2009-000079

SEIL/B1 の認証処理における脆弱性

概要

SEIL/B1 には、PPP アクセスコンセントレータ (PPPAC) 機能の実装上の問題により、認証が適切に行われない可能性があります。

SEIL/B1 は、ルータ製品です。SEIL/B1 の PPP アクセスコンセントレータ (PPPAC) 機能は、CHAP またはMS-CHAP-V2 認証時のチャレンジとして同一の値を使用し続ける問題があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


インターネットイニシアティブ
  • SEIL/B1 firmware 1.00 から 2.52 まで

想定される影響

第三者により通信を盗聴された場合、リプレイ攻撃を受ける可能性があります。
結果として、認証が適切に行われず、第三者にネットワークにアクセスされる可能性があります。

なお、開発者によると、L2TP/IPsec を用いる場合には、CHAP 認証時の通信が IPsec により保護されるため、本脆弱性の影響を受ける可能性は低くなるとのことです。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。
本脆弱性は、2009/12/01 リリースの firmware 2.60 にて修正されています。
ベンダ情報

インターネットイニシアティブ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-4409
参考情報

  1. JVN : JVN#49602378
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-4409
  3. Secunia Advisory : SA37628
  4. SecurityFocus : 37293
  5. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 61118
更新履歴

  • [2009年12月09日]
      掲載