【活用ガイド】

JVNDB-2008-006486

xine-lib におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

xine-lib は、信頼されない入力値に依存してメモリ割り当てをする、および以下の結果をチェックしないため、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびクラッシュ) 状態となる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
(1) demux_matroska.c が処理する MATROSKA_ID_TR_CODECPRIVATE トラックエントリ要素
(2) demux_real.c の real_parse_headers 関数が処理する PROP_TAG チャンク
(3) demux_real.c の real_parse_headers 関数が処理する MDPR_TAG チャンク
(4) demux_real.c の real_parse_headers 関数が処理する CONT_TAG チャンク
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Xine
  • xine-lib 1.1.12、1.1.15 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された値を介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびクラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Xine
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-5240
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-5240
更新履歴

  • [2012年12月20日]
      掲載