【活用ガイド】

JVNDB-2008-006482

xine-lib におけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

xine-lib は、以下に関する処理に不備があるため、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
(1) demux_matroska.c 内の parse_block_group 関数が処理する巧妙に細工された EBML 要素の長さ
(2) demux_real.c 内の real_parse_audio_specific_data および demux_real_send_chunk 関数が処理する sps、w、および h 値の特定の組み合わせ
(3) demux_realaudio.c 内の open_ra_file 関数が処理する 3 つの値の不特定の組み合わせ
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Xine
  • xine 1.1.12、1.1.15 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Xine
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-5236
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-5236
更新履歴

  • [2012年12月20日]
      掲載

公表日2008/09/10
登録日2012/12/20
最終更新日2012/12/20