【活用ガイド】

JVNDB-2008-006479

xine-lib におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

xine-lib は、以下の状況で malloc 違反をチェックしないため、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態となる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
(1) demux_mng.c 内の mymng_process_header 関数
(2) demux_mod.c 内の open_mod_file 関数
(3) demux_real.c 内の real_parse_audio_specific_data 関数内の frame_buffer 割り当て
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Xine
  • xine-lib 1.1.12 および 1.1.15 未満

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたメディアファイルを介して、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Xine
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-5233
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-5233
更新履歴

  • [2012年12月20日]
      掲載