【活用ガイド】

JVNDB-2008-006221

WordPress におけるユーザパスワードを任意の値に変更される脆弱性

概要

WordPress は、user_login 列の最大列幅を超えるユーザ名の文字列を挿入する際に MySQL 警告を適切に処理しない、およびユーザ名を比較するの際にスペース文字を適切に処理しない、および "SQL の列短縮の脆弱性" の不備があるため、ユーザパスワードを任意の値に変更される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2008-4107 を悪用されることで攻撃者にランダムパスワードを特定される脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


WordPress.org
  • WordPress 2.6.2 未満

想定される影響

第三者により、類似したユーザ名を登録され、パスワードリセットをリクエストされることで、ユーザパスワードを任意の値に変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

WordPress.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-4106
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-4106
更新履歴

  • [2012年12月20日]
      掲載