【活用ガイド】

JVNDB-2008-006183

Fedora 上で稼動している Linux カーネルの utrace サブシステム用の特定の Fedora パッチにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Fedora 上で稼動している Linux カーネルの utrace サブシステム用の特定の Fedora パッチには、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス、システムクラッシュ、またはシステムハング) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • fedora 8 および 9

想定される影響

ローカルユーザにより、utrace_control 関数への呼び出しを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス、システムクラッシュ、またはシステムハング) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-3832
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-3832
更新履歴

  • [2012年12月20日]
      掲載