【活用ガイド】

JVNDB-2008-005650

PowerDNS Recursor における DNS を偽装される脆弱性

概要

PowerDNS Recursor は、不十分な乱数を使用して (1) TRXID 値および (2) UDP ソースポート番号を計算することで、以下の項目に関する処理に不備があるため、DNS を偽装される脆弱性が存在します。
(a) 外部ライブラリの rand および random 関数のアルゴリズムの不備
(b) 32 ビットシード値の使用
(c) 単一のシーディング情報としての時刻の選択
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


PowerDNS
  • PowerDNS Recursor 3.1.5 未満

想定される影響

第三者により、DNS を偽装される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

PowerDNS
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1637
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1637
更新履歴

  • [2012年12月20日]
      掲載