【活用ガイド】

JVNDB-2008-005158

Microsoft Internet Explorer 8 における XSS Filter 保護メカニズムを回避される脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 8 は、ドメイン間でデータ交換を許可する XDomainRequestAllowed HTTP ヘッダに依存する、および "XDomainRequest Allowed Injection (XAI)" に関する処理に不備があるため、XSS Filter 保護メカニズムを回避される、およびクロスドメイン攻撃を実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 8.0 Beta 2

想定される影響

第三者により、CRLF シーケンス後に XDomainRequestAllowed HTTP ヘッダを挿入されることで、XSS Filter 保護メカニズムを回避される、およびクロスドメイン攻撃を実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-5555
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-5555
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載

公表日2008/12/12
登録日2012/09/25
最終更新日2012/09/25