【活用ガイド】

JVNDB-2008-004859

OpenSSH 用の特定の Debian パッチにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

sid、lenny、etch、SUSE およびその他のディストリビューション上で稼動する OpenSSH 用の特定の Debian パッチは、ログインタイムアウトに対してシグナルハンドラ内の async-signal-safe ではない関数を使用するため、サービス運用妨害 (接続スロットの枯渇) 状態となる脆弱性が存在します。
本問題は、CVE-2006-5051 に対応した不完全な修正が原因で存在しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenBSD
  • OpenSSH 4.3p2-9etch3 未満、および 4.6p1-1 未満

想定される影響

第三者により、複数のログイン試行を介して、サービス運用妨害 (接続スロットの枯渇) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
  2. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-4109
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-4109
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載