【活用ガイド】

JVNDB-2008-004818

Linux kernel におけるスタックベースのバッファをオーバーフローされる脆弱性

概要

Linux kernel の net/sunrpc/sysctl.c の proc_do_xprt 関数は、userspace から取得された特定のバッファの長さをチェックしないため、スタックベースのバッファをオーバーフローされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.26.3

想定される影響

ローカルユーザにより、/proc/sys/sunrpc/transports に対する巧妙に細工された read システムコールを介して、スタックベースのバッファをオーバーフローされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-3911
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-3911
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載