【活用ガイド】

JVNDB-2008-004307

KDE の start_kdeinit におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

KDE の start_kdeinit には、setuid root がセットされている際、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる、および任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


KDE
  • KDE 3.5.5 から 3.5.9

想定される影響

ローカルユーザにより、"ユーザが変更可能な入力値" (コマンドライン引数など) を介して、start_kdeinit に他のプロセスへの SIGUSR1 信号を送信させることで、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、および任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

KDE
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 環境設定(CWE-16) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1671
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1671
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載