【活用ガイド】

JVNDB-2008-003776

Zaptel の dahdi/tor2.c ドライバにおけるカーネルメモリの整数値を上書きされる脆弱性

概要

Zaptel の dahdi/tor2.c ドライバは、配列インデックスエラーが発生するため、カーネルメモリの整数値を上書きされる脆弱性が存在します。
本問題は、lc->sync の値に対して範囲チェックの不正な変数を利用する CVE-2008-5396 対応の間違った tor2 パッチに関連しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Digium
  • Zaptel 1.4.11 およびそれ以前

想定される影響

ダイヤルアウトグループのローカルユーザにより、/dev/zap/ctl へ書き込みされることで、カーネルメモリの整数値を上書きされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Digium
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-5744
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-5744
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載