【活用ガイド】

JVNDB-2008-003043

Linux kernel 内の arch/sparc/kernel/sys_sparc.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

(1) Linux kernel 内の arch/sparc/kernel/sys_sparc.c の sparc_mmap_check 関数および (2) Linux kernel 内の arch/sparc64/kernel/sys_sparc.c の sparc64_mmap_check 関数は、mmap MAP_FIXED ビットが設定されていない際、仮想アドレス範囲のチェックを省略するため、サービス運用妨害 (パニック) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Debian
  • Debian GNU/Linux 3.0 
Linux
  • Linux Kernel 2.4.36.5 未満の 2.4 および 2.6.25.3 未満の 2.6

想定される影響

ローカルユーザにより、mmap 呼び出しを介して、サービス運用妨害 (パニック) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-2137
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-2137
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載