【活用ガイド】

JVNDB-2008-002990

grsecurity の RBAC 機能における関数の呼び出し制限を回避される脆弱性

概要

grsecurity の RBAC 機能は、(1) sys_setfsuid および (2) sys_setfsgid 呼び出しに対して、user_transition_deny、および user_transition_allowcalls ルールを強制しないため、呼び出し制限を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


grsecurity
  • grsecurity kernel patch 2.1.11-2.6.24.5 および 2.1.11-2.4.36.2 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、関数の呼び出し制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

grsecurity
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1940
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1940
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載