【活用ガイド】

JVNDB-2008-002986

Asterisk の IAX2 チャネルドライバにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Asterisk の IAX2 チャネルドライバ (chan_iax2) は、非認証呼び出しの許可を設定している際、NEW メッセージの未検証の送信元 IP アドレスに "初期オーディオ" を送信するため、サービス運用妨害 (トラフィック増幅) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Digium
  • Asterisk Open Source revision 72630 未満の 1.2 および revision 65679 未満の 1.4

想定される影響

第三者により、偽造した NEW メッセージを介して、サービス運用妨害 (トラフィック増幅) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Digium
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 環境設定(CWE-16) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1923
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1923
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載