【活用ガイド】

JVNDB-2008-002933

Gentoo Linux の PHP Toolkit におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Gentoo Linux の PHP Toolkit は、解釈矛盾が発生するため、サービス運用妨害 (PHP の停止) 状態となる、および PHP スクリプトのコンテンツを読まれる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Gentoo Linux
  • php toolkit 1.0.1 未満
  • Gentoo Linux

想定される影響

ローカルユーザにより、小文字のアルファベット 1 文字のファイル名を作成されることで、文字通りの [a-z] 正規表現文字列としての解釈せずに、ファイル名に一致するシェルグロブとして、特定の引用符で囲まれていない [a-z] の引数として解釈される状態を誘発され、結果として、Apache HTTP Server 内で PHP インタプリタの起動を阻止され、サービス運用妨害 (PHP の停止) 状態にされる、および PHP スクリプトのコンテンツを読まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Gentoo Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1734
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1734
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載