【活用ガイド】

JVNDB-2008-002520

pyftpdlib の FTPHandler クラスにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

pyftpdlib の ftpserver.py の FTPHandler クラスには、競合状態が発生するため、サービス運用妨害 (デーモン停止) 状態となる脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2010-3494 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


g.rodola
  • pyftpdlib 0.5.1 未満

想定される影響

第三者により、TCP 接続が確立後すぐに閉じられることで、accept 関数に予測外の None の返り値を誘発し、サービス運用妨害 (デーモン停止) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

g.rodola
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-5010
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-5010
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載