【活用ガイド】

JVNDB-2008-002425

Linux kernel および gxsnmp パッケージの asn1 の実装における任意のコードを実行される脆弱性

概要

cifs および ip_nat_snmp_basic モジュールで使用される Linux kernel および gxsnmp パッケージ の asn1 の実装には、ASN.1 の BER でエンコードされたデータのデコード時に長さの値を適切に検証しないため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.4.36.6 未満
  • Linux Kernel 2.6.25.5 未満
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3.0 
  • Asianux Server 3.0 (x86-64) 

想定される影響

第三者にサービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux ミラクル・リナックス
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : 1835
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1673
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1673
  2. Secunia Advisory : SA30580
  3. SecurityFocus : 29589
  4. ISS X-Force Database : 42921
  5. SecurityTracker : 1020210
  6. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2008-1770
更新履歴

  • [2010年02月01日]
      掲載