【活用ガイド】

JVNDB-2008-002418

MTR の isplit_redraw 関数におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

MTR の isplit_redraw 関数には、-p オプションを付けて起動した場合に DNS PTR レコードの処理に不備があるため、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


BitWizard B.V.
  • MTR 0.73 未満
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 

想定される影響

巧妙に細工された DNS PTR レコードにより、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

BitWizard B.V. ミラクル・リナックス
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : 1747
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-2357
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-2357
  2. Secunia Advisory : 30312
  3. SecurityFocus : 29290
  4. ISS X-Force Database : 42535
  5. SecurityTracker : 1020046
更新履歴

  • [2009年08月25日]
      掲載