【活用ガイド】

JVNDB-2008-002386

不特定のシスコ製品および他のベンダ製品の TKIP におけるパケットの解読/偽装およびARP ポイズニングの実行等の脆弱性

概要

Wi-Fi ネットワーク上で、WPA および WPA2 を使用する不特定のシスコ製品および他のベンダ製品における Temporal Key Integrity Protocol (TKIP) の実装には、特定の不正なリプレイパケットに対しての対策が不十分なため、パケットの解読、偽装および ARP ポイズニングの実行等が行われてしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS

想定される影響

tkiptun-ng で立証されたとおり、リモートの攻撃者により、アクセスポイント (AP) とクライアント間のパケットを解読または偽装されたり、ARP ポイズニングまたは他の攻撃を実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-5230
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-5230
更新履歴

  • [2009年07月08日]
      掲載