【活用ガイド】

JVNDB-2008-002288

ClamAV の get_unicode_name 関数におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Clam Anti-Virus (ClamAV) の get_unicode_name 関数には、VBA プロジェクトファイルの処理に不備があるため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


ClamAV
  • ClamAV 0.94.1 未満
アップル
  • Apple Mac OS X Server v10.4.11
  • Apple Mac OS X Server v10.5.6

想定される影響

巧妙に細工された VBA プロジェクトファイルにより、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ClamAV アップル
  • Apple Security Updates : HT3438
  • Apple セキュリティアップデート : HT3438
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-5050
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-5050
  2. Secunia Advisory : SA33937
  3. Secunia Advisory : SA32663
  4. SecurityFocus : 32207
  5. ISS X-Force Database : 46462
  6. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-0422
  7. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2008-3085
更新履歴

  • [2009年03月12日]
      掲載