【活用ガイド】

JVNDB-2008-001929

IMAP Toolkit および Alpine、Pand IMAP における任意のコードを実行される脆弱性

概要

University of Washington IMAP Toolkit、University of Washington Alpinem、Panda IMAP には、tmail/dmail プログラムにおいて権限昇格の脆弱性、および、受信者のメールボックス名に電子メールを送信することによる任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Panda Programming
  • Panda IMAP
University of Washington
  • University of Washington Alpine 2.00 およびそれ以前
  • University of Washington IMAP Toolkit 2002 から 2007c
ターボリナックス
  • Turbolinux Appliance Server 2.0  
  • Turbolinux Appliance Server 3.0  
  • Turbolinux Appliance Server 3.0 (x64) 
  • Turbolinux Server 10  
  • Turbolinux Server 10 (x64) 
  • Turbolinux Server 11  
  • Turbolinux Server 11 (x64) 
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3.0 
  • Asianux Server 3.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 3.0 

想定される影響

悪意のあるローカルユーザにより、tmail または dmail プログラムのコマンド引数に長大なフォルダ名を指定することでバッファオーバーフローが発生し、特権を取得される可能性、および第三者にユーザ名および長い文字列の後の “+” 文字からなる受信者のメールボックス名へ電子メールを送信されることにより、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Panda Programming
  • Panda Programming : imap
University of Washington ターボリナックス ミラクル・リナックス
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : 1676
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-5005
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-5005
  2. Secunia Advisory : SA32483
  3. SecurityFocus : 32072
  4. SecurityTracker : 1021131
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2008-3042
更新履歴

  • [2008年12月05日]
      掲載
    [2009年03月19日]
      影響を受けるシステム:ターボリナックス (TLSA-2009-8) の情報を追加
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (1676) の情報を追加
      影響を受けるシステム:レッドハット (RHSA-2009:0275) の情報を追加
      ベンダ情報:ターボリナックス (TLSA-2009-8) を追加
      ベンダ情報:ミラクル・リナックス (1676) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2009:0275) を追加