【活用ガイド】

JVNDB-2008-001766

Cisco uBR10012 シリーズデバイス上で稼動する Cisco IOS の SNMP サービスのコミュニティ名に関する脆弱性

概要

Cisco uBR10012 シリーズのデバイス上で稼動する Cisco IOS には、ラインカードの冗長構成を行った場合に、SNMP サービスにおいてコミュニティ名に読み込み/書き込み権限が付与された “private” を使用するため、管理者権限が取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 12.2 
  • Cisco IOS 12.3 

想定される影響

第三者にコミュニティ名を予測されることにより SNMP リクエストを送信され、管理者権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-3807
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-3807
  2. Secunia Advisory : SA31990
  3. SecurityFocus : 31355
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-2670
更新履歴

  • [2008年10月24日]
      掲載