【活用ガイド】

JVNDB-2008-001765

Cisco IOS の Multiprotocol Label Switching (MPLS) VPN における通信を読まれる脆弱性

概要

Cisco IOS の Multiprotocol Label Switching (MPLS) VPN には、拡張コミュニティの設定がされている場合に route target (RT) が破壊され、他の VPN から通信を読まれる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 12.0 
  • Cisco IOS 12.2 
  • Cisco IOS 12.3 
  • Cisco IOS 12.4 

想定される影響

第三者により、VPN 間における通信を他の VPN 上から不正に取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-3803
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-3803
  2. Secunia Advisory : SA31990
  3. SecurityFocus : 31366
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-2670
更新履歴

  • [2008年10月23日]
      掲載