【活用ガイド】

JVNDB-2008-001763

Cisco IOS における UDP パケット処理に関するサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco 10000、uBR10012、uBR7200 シリーズで動作している Cisco IOS には、デバイス内の IPC communication へ向けた 127.0.0.0/8 アドレスに送られる 外部の UDP パケットを処理するため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。これは CVE-2008-3806 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 8.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 12.4 
  • Cisco IOS 12.0 
  • Cisco IOS 12.2 
  • Cisco IOS 12.3 

想定される影響

第三者による巧妙に細工された UDP パケットを処理することにより、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-3805
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-3805
  2. Secunia Advisory : SA31990
  3. SecurityFocus : 31363
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-2670
更新履歴

  • [2008年10月23日]
      掲載