【活用ガイド】

JVNDB-2008-001710

ClamAV 用 libclamav の cli_scanpe 関数におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

ClamAV 用 libclamav (libclamav/pe.c) の cli_scanpe 関数には、 Upack PE ファイルの処理に不備があるため、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


ClamAV
  • ClamAV 0.92
  • ClamAV 0.92.1
アップル
  • Apple Mac OS X Server v10.4.11
  • Apple Mac OS X Server v10.5 から v10.5.4

想定される影響

第三者による巧妙に細工された Upack PE ファイルを処理することにより、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ClamAV アップル 富士通
  • 富士通 公開脆弱性情報 : TA08-260A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1100
参考情報

  1. JVN : JVNTA08-260A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA08-260A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1100
  4. US-CERT Cyber Security Alerts : SA08-260A
  5. US-CERT Vulnerability Note : VU#858595
  6. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA08-260A
  7. Secunia Advisory : SA31882
  8. Secunia Advisory : SA29000
  9. SecurityFocus : 28756
  10. ISS X-Force Database : 41789
  11. SecurityTracker : 1019837
  12. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-2584
  13. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-1218
更新履歴

  • [2008年10月07日]
      掲載

公表日2008/04/14
登録日2008/10/07
最終更新日2008/10/07