【活用ガイド】

JVNDB-2008-001672

Cisco ASA の crypto 機能におけるパケット処理に関連するメモリリークの脆弱性

概要

Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) の crypto 機能には、クライアントなしの SSL VPN エンドポイントを設定した際、SSL や HTTP パケットの取り扱いに不備があるため、メモリリークの脆弱性が存在します。
本問題は、Bug ID:CSCso66472 の問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco PIX/ASA 7.2  
  • Cisco PIX/ASA 8.0  
  • Cisco PIX/ASA 8.1  

想定される影響

第三者による巧妙に細工された SSL パケットもしくは HTTP パケットにより、メモリ領域を大量消費される、あるいは VPN がハング状態になる、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
  2. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-2734
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-2734
  2. Secunia Advisory : SA31730
  3. SecurityFocus : 30998
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-2492
更新履歴

  • [2008年09月25日]
      掲載