【活用ガイド】

JVNDB-2008-001638

Microsoft Office Excel の Excel ファイル読込時の検証処理における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Office Excel には、Excel ファイルを読み込む際のレコード値の構文解析処理に不備があるため、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Excel 2000
  • Microsoft Excel 2002
  • Microsoft Excel 2003
  • Microsoft Excel 2007
  • Microsoft Office 2004 (mac_os) 
  • Microsoft Office 2008 (mac_os) 
  • Microsoft Office SharePoint Server 2007
  • Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック

想定される影響

第三者に任意のコードが実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS08-043
  • マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ : MS08-043
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS08-043e
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-3006
参考情報

  1. JVN : JVNTA08-225A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA08-225A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-3006
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
  5. US-CERT Cyber Security Alerts : SA08-225A
  6. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA08-225A
  7. Secunia Advisory : SA31455
  8. SecurityFocus : 30640
  9. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-2347
更新履歴

  • [2008年09月09日]
      掲載