【活用ガイド】

JVNDB-2008-001577

OpenSSH における X11 転送ポートをハイジャックされる脆弱性

概要

OpenSSH で、SO_REUSEADDR ソケットオプションを設定し、X11UseLocalhost 設定が無効に設定されている場合、X11 転送ポートをハイジャックされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.2 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM AIX 5.2 
  • IBM AIX 5.3 
  • IBM AIX 6.1 
OpenBSD
  • OpenSSH 5.1 未満

想定される影響

特定のプラットフォームにおいて悪意のあるローカルユーザが単一の IP アドレスをバインドすることにより、X11 転送ポートがハイジャックされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
  • IBM Support Document : 5116
OpenBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-3259
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-3259
  2. Secunia Advisory : SA31179
  3. SecurityFocus : 30339
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-2148
更新履歴

  • [2008年09月01日]
      掲載
    [2010年07月07日]
      影響を受けるシステム:IBM (5116) の情報を追加
      ベンダ情報:IBM (5116) を追加