【活用ガイド】

JVNDB-2008-001367

QEMU の drive_init() 関数にゲストユーザに任意のファイルを読まれる脆弱性

概要

QEMU の drive_init() 関数はヘッダをベースにした raw disk image のフォーマットを測定しないため、ゲストホストを再起動した際に、異なるフォーマットを認識するヘッダの処理に不備があり、ゲストユーザにホスト上の任意のファイルを読まれる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • RHEL Virtualization 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • RHEL Desktop Multi OS 5 (client) 

想定される影響

悪意のあるゲストユーザによって、任意のファイルを読まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-2004
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-2004
  2. Secunia Advisory : SA30111
  3. Secunia Advisory : 29963
  4. SecurityFocus : 29101
  5. ISS X-Force Database : 42268
更新履歴

  • [2008年06月05日]
      掲載
    [2008年10月29日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス(xen-3.0.3-41.7AXS3)の情報を追加
      ベンダ情報:ミラクル・リナックス(xen-3.0.3-41.7AXS3)を追加