【活用ガイド】

JVNDB-2008-001365

QEMU におけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

QEMU には、”net socket listen” オプションの付いているソケット処理に不備があり、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • RHEL Virtualization 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • RHEL Desktop Multi OS 5 (client) 

想定される影響

悪意のあるローカルユーザによって細工されたデータの処理により任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外書き込み(CWE-787) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-5730
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-5730
  2. Secunia Advisory : 25073
  3. SecurityFocus : 23731
  4. ISS X-Force Database : 38239
  5. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-1597
更新履歴

  • [2008年06月05日]
      掲載
    [2008年10月29日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス(xen-3.0.3-41.7AXS3)の情報を追加
      ベンダ情報:ミラクル・リナックス(xen-3.0.3-41.7AXS3)を追加