【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2008-001312

Symantec Backup Exec for Windows Server の ActiveX コントローラにおける複数の脆弱性

概要

Symantec Backup Exec for Windows Server (BEWS) のメディアサーバには、スケジューラコンポーネントの pvcalendar.ocx の PVATLCalendar.PVCalendar.1 ActiveX コントロールには、不正な Save メソッドを実行している際、以下、複数のプロパティ値の取り扱いに不備があり、サービス運用妨害 (DoS) および任意のファイルを上書きされる脆弱性が存在します。
・_DOWText0 ・_DOWText1 ・_DOWText2 ・_DOWText3 ・_DOWText4
・_DOWText5 ・_DOWText6 ・_MonthText0 ・_MonthText1 ・_MonthText2
・_MonthText3 ・_MonthText4 ・_MonthText5 ・_MonthText6 ・_MonthText7
・_MonthText8 ・_MonthText9 ・_MonthText10 ・_MonthText11
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シマンテック
  • Symantec Backup Exec for Windows Servers 11d
  • Symantec Backup Exec for Windows Servers 12.0
日立
  • JP1/VERITAS Backup Exec 11d (windows) 
  • JP1/VERITAS NetBackup 6.5
  • JP1/VERITAS NetBackup 6.0
  • JP1/VERITAS NetBackup 5.1

想定される影響

第三者により、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、もしくは任意のファイルに不正に上書きされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シマンテック
  • Symantec Security Advisory : SYM08-007
  • シマンテック セキュリティ・アドバイザリー : SYM08-007
日立
  • Hitachi Software Vulnerability Information : HS08-007
  • ソフトウェア製品セキュリティ情報 : HS08-007
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-6017
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-6017
  2. Secunia Advisory : SA27885
  3. SecurityFocus : 28008
  4. SecurityTracker : 1019525
  5. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-0718
  6. JVN iPedia (English) : JVNDB-2008-001312
更新履歴

  • [2008年05月09日]
      掲載
    [2008年11月21日]
      影響を受けるシステム:日立 (HS08-007) の情報を更新